MDGs千日前 Financial Times紙に掲載

4月5日

  2013年4月5日、G8宗教指導者サミットは、英国国教会の最高指導者であるカンタベリー大主教をはじめ、世界の宗教指導者数十名と共に、本日(4月5日)付の英経済紙『フィナンシャル・タイムス』に別紙の「掲載公開書簡」掲載して、G8各国政府が早急にこの問題に取り組むように促した。

フィナンシャル・タイムス紙に掲載された公開書簡
フィナンシャル・タイムス紙に掲載された公開書簡

  2007年のドイツG8宗教指導者サミット以来、G8宗教指導者サミットでは、毎年、「国連ミレニアム開発目標(MDGs)」の早期達成の問題に取り組んできたが、この日(4月5日)を以て、達成期限まで「あと千日」となった。MDGsは、150カ国を超す世界各国首脳が国連本部に一堂に会して2000年9月に開催された国連ミレニアムサミットの際に、極度の貧困と飢餓の撲滅や幼児死亡率の削減など、21項目にわたって具体的な数値目標を設定して達成を約束した。途中までは順調にこの目標達成に向けて進んで来たが、2008年秋のリーマンショックによって、目標達成に大きな責任を持つ先進各国政府の関心は、国際金融秩序の維持と自国経済の立て直しへと大きく傾き、今やMDGs達成は困難になってきた感がある。

2008年に大阪と京都で開催されたG8宗教指導者会議を報じた記事
2008年に大阪と京都で開催されたG8宗教指導者会議を報じた記事




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