恭賀新禧/2026(丙午)年

謹んで新年のご祝詞を申し上げます。過ぎし一年を振り返ってみると、米価をはじめとする諸物価の高騰は申すまでもなく、記録的な猛暑や相次いだ熊の出没騒動、各地における地震の頻発は、われわれ日本人に不穏な社会を予感させました。現在、遠州灘・熊野灘・日向灘などにおける大陸プレート側の海底地盤のスロースリップの数値が急上昇しつつあり、10mを超す大津波が太平洋沿岸を襲い、想定死者数が32万人に及ぶという南海トラフ巨大地震の発生がカウントダウン状態と言っても過言ではないでしょう。その前に、千島海溝巨大地震が発生する可能性も大きくなってきました。

国際情勢を見ても、ウクライナ戦争はロシア・ウクライナ両国ともに消耗戦の様相を呈し、周辺国へのドローン攻撃などいつ欧州諸国を巻き込んだ戦争へと拡大するか判らなくなってきました。また、台湾への武力侵攻を公言して憚らないチャイナの日本をはじめとする周辺国への傍若無人な態度…。それに加えて、民主主義陣営の盟主たるべき米国による敵対国・同盟国の違いを無視した理不尽なトランプ関税の発動など、世界はますます混迷の度を深めております。さらに、AI技術の急速な発展が世界に予測不可能な大変革をもたらすことになるでしょう。

幸いわが国のおいては、先秋の高市政権の発足により、数年間続いた政治的混迷に終止符が打たれ、日経平均株価の5万円台乗せ、国際社会での発言力の回復などの明るい状況が見えてきましたが、ますます増加する在日外国人への対応と一朝一夕では方向転換することが不可能な少子化高齢化問題への取り組みが暮らしやすい日本社会を維持していく上での急務となっています。特に、今年は60年に一度の「丙午」の年に当たるので、少子化問題に本気で取り組まなければなりません。日本が選択を誤らないことを願うばかりです。

三宅善信


2025年を振り返って

1月20日、ザリッツカールトン大阪で茶道裏千家第15代家元の千玄室大宗匠を招いて関西国連協会婦人部会新春の集いで理事長として挨拶を行う。


2月5日、明治神宮で開催されたミャンマーの平和構築に向けた諸宗教と国連/諸団体による円卓会議にWCRP日本委員会理事として参加。


2月28日~3月1日、同志社大学で『AI時代における宗教』をテーマに開催された現代における宗教の役割研究会(略称:コルモス)の第71回研究会議にコルモス常任理事として出席。


3月24日、駐日サウジアラビア大使館で開催されたイフタール(ラマダン時の夕食)にガジ・ビンザグル大使から招待される。


4月27日、東京カテドラル聖マリア大聖堂で厳修された教皇フランシスコ追悼ミサに宗教界の代表らと共に列席。


5月9日、金光教春日丘教会で厳修された春季大祭で祭主を勤める。


6月24日~26日、シンガポールで「cohesive society(粘着力のある社会)」をテーマに各国から政治・経済・宗教・学術各界から招聘して開催された第3回ICCS会議に招聘されて参加。


7月3日、東京プリンスホテルで開催された世界宗教者平和会議(WCRP)と国連諸文明の同盟(UNAOC)共催の第3回東京平和円卓会議に参加。


7月7日、太平洋戦争の激戦地のひとつサイパン島で神仏基日米合同慰霊祭を村山博雅WFBY(世界仏教徒青年連盟)会長とロメロ・コンボカー司教と共に厳修。


8月10日~14日、『ウブントゥを行動に:脆弱な共同体に焦点を当てて』をテーマに南アフリカ共和国のケープタウンで開催されたG20諸宗教フォーラム2025でパネリストを務める。


8月22日、大阪・関西万博の会場を公式訪問した国連のアントニオ・グテーレス事務総長と昼食を共にする。


9月5日~6日、ホテル日航大阪で第47回全日本仏教徒会議大阪大会が開催され、諸宗教対話フォーラム『未来社会における宗教の役割』で、戸松義晴WFB執行役員、小原克博同志社大学学長、アナス・メレームスリム世界連盟日本支部代表らと共にパネリストを務める。


10月7日、閉幕まであと1週間と迫った大阪・関西万博会場で、大阪大学大学院の永原順子教授やひめじ芸術文化創造会議の月ヶ瀬悠次郎代表らと観月会を催す。


10月24日、ホテルモントレグラスミア大阪にて、第80回国連デー午餐講演会が開催され、日本国連協会関西本部理事長として今年度の中学生国連作文コンテストの学校賞受賞校の代表に表彰状と記念盾を授与する。


11月10日、カトリック大阪大司教区の諸宗教対話委員会の委員長であるロッコ・ビビアーノ神父と彼の出身修道会である聖ザベリオ宣教会のスダルマント神父の表敬を受ける。


11月30日、皇學館大学で開催された第19回伊勢国際フォーラムに参加。


12月2日~6日、金光教本部で開催された第65回通常教団会に議員として出席。


12月19日、金光教大阪センターで開催された第241回IARF日本連絡協議会でモデレータを務める。第238回から第241回まで2025年度のJLC輪番事務局を務める。



2025年に出版された著作

17世紀にライデンで創業されたオランダの学術出版社Brillから7月に刊行されたG20諸宗教フォーラムの歴史に関する書籍『Continued Moral Pressure for Responsible Globalization』Vol. 2の第7章『A Japanese Perspective on Evolution of the IF20 Process』の30ページ分の執筆を担当する